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海洋プラスチックごみ問題の真実 (DOJIN選書: 86)

マイクロプラスチックの実態と未来予測

海洋プラスチックごみ問題の真実
立ち読み by YONDEMILL
著者 磯辺 篤彦
ジャンル 科学読み物
シリーズ DOJIN選書
出版年月日 2020/07/30
ISBN 9784759816860
判型・ページ数 B6 ・192ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
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内容説明


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【メディア情報】
greenz.jpにて、磯辺先生のインタビュー記事掲載!
「プラスチック汚染はこれからどうなる? 海洋物理学者・磯辺篤彦先生に聞く、プラスチック問題と私たちの未来」

2020年10月23日、19:30〜
LOVE FM「ラブアース・クリーンアップ きれいな海を未来へ」に出演!

【紹介されました】
「DIVER」11月号
「朝日新聞」夕刊、10月2日
「科学新聞」10月2日
「図書館教育ニュース」9月28日
「西日本新聞」8月22日



海のプラスチックはなぜ問題か?
汚染の実態からマイクロプラスチックの影響まで,
海洋プラスチックごみ研究の第一人者が
新たな環境問題への挑戦を真摯に語る.


2019年,大阪G20サミットで「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が示され,
2050年までに海洋プラスチック汚染ゼロ目標が合意された.
なぜ海のプラスチックは問題とされるのか.
また,海洋プラスチック問題で言及される
「マイクロプラスチック」とはどのようなものなのか.
本書は,2007年から海洋ごみの研究を始めた著者が,
海洋プラスチック汚染の実態,
マイクロプラスチックが生物に与える影響などを,
科学的な根拠に基づき丁寧に解説.
さらに、海のプラごみ低減のために何ができるか,
真摯な言葉で提言する.

●はじめにより
日常生活にありふれた便利なプラスチックですが,
ひとたび環境中に捨てられてしまえば,謎の多い厄介ものに変わります.
時を経るにつれて細かく砕けていくプラスチックごみが,
最後はどこかに消えて,行方がわからなくなる謎.
そもそも,地球環境下でプラスチックは
どこまで小さく砕けるのでしょうか.
海水より軽いポリエチレンやポリプロピレンといった素材のプラスチック(中略)を,
海底に運ぶ海の仕組みとは?
海面から海底に広がるプラスチックごみは,海洋生物にとって
深刻な脅威となるのでしょうか.
研究が進むにつれ,これら海洋プラスチックの謎は深まるばかりです.

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目次

はじめに
第一章 海洋ごみの現状
漂着ごみを空から測る/漂着ごみを定点監視する/海岸の漂着ごみは何日で入れ替わるのか/海洋ごみはプラスチックごみ/一番多い漂着ごみは/誰が捨てるのか
 コラム1 太平洋を越える震災漂流物
第二章 プラスチックごみの何が問題か
プラスチックごみによる景観汚染/景観汚染だけではない/不機嫌な海鳥たち/絡まるプラスチック/プラスチックの船に乗って/汚れたプラスチック(一)/汚れたプラスチック(二)
 コラム2 研究成果を市民に伝えること
第三章 漂流するマイクロプラスチック
マイクロプラスチックとは何か/マイクロプラスチックの発見/マイクロプラスチックの観測/マイクロプラスチック観測の限界/マイクロプラスチックを作る海の仕組み/日本周辺はマイクロプラスチックのホットスポット/南極から日本へ/船の日常/浮遊マイクロプラスチックの南北分布/消えたプラスチック
 コラム3 マイクロプラスチックの単位
 コラム4 世界初は心臓に悪い
第四章 マイクロプラスチックの何が問題か
誤食されるマイクロプラスチック/最悪のシナリオ(一) ―化学汚染物質―/汚れたマイクロプラスチックは生態系の脅威となるか?/最悪のシナリオ(二) ―粒子毒性―/粒子毒性は生態系の脅威となるか?/割れる見解/五十年後のマイクロプラスチック/予測の限界 ―小さなマイクロプラスチック―
 コラム5 予防原則について
第五章 私たちにできること
最後は一パーセントが残る/生分解性プラスチックへの懸念/プラスチックを選んだのは/解決へのアプローチ/挑戦できる未来に送るエール
 コラム6 海岸でマイクロプラスチックを観察しよう
おわりに
参考文献

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