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アインシュタイン vs. 量子力学

ミクロ世界の実在をめぐる熾烈な知的バトル

アインシュタイン vs. 量子力学

アインシュタインはまちがっていたのか!? 物理学革命の立役者が頑固な反対者になった理由とは

著者 森田 邦久
ジャンル 科学読み物
科学読み物 > 科学一般に関する読み物
出版年月日 2015/01/10
ISBN 9784759815948
判型・ページ数 4-6 ・338ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
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内容説明


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アインシュタインは量子力学建設に大きく寄与したが,やがて頑固な反対者となる.「神はサイコロを振らない」「だれも見ていないときには月は存在しないのか」「気味の悪い遠隔作用」という彼の言葉は,量子力学の「非因果性」「非実在性」「非局所性」に対する不満であった.それらを認めれば物理学が不可能になってしまう! そう考えたアインシュタインは量子力学の不完全さを指摘する思考実験を次々と繰り出す.それを受けて立つボーアとの科学的にも哲学的も意義深い論争を中心に,量子力学発展の歴史を追いながら,物理学者アインシュタインが一貫して求めていたものを浮かび上がらせる.そしてさらには,アインシュタインの要求と量子力学の完全性を両立させる新しい解釈に挑む.量子力学の世界像と哲学的議論を理解するための必読入門書.

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目次

序章.古典論の危機と量子論の誕生
I部 量子論の創始者としてのアインシュタイン
1.アインシュタインによる革命……粒子としての光
2.ボーアによる革命……飛躍する量子
3.アインシュタインによる二度目の革命……因果律の危機
 <コラム>アインシュタインvs.ニュートン
II部 量子力学の誕生
4.量子力学の完成……ついに全貌を見せた新しい力学
5.不確定性関係の発見……位置と運動量は同時に測定できない
6.相補性概念の発見……測定装置と対象は切り離せない
 <コラム>アインシュタインvs.マッハ
III部 量子力学の反対者としてのアインシュタイン
7.可動式二重スリットの思考実験……不確定性関係は成り立っているか
8.光子箱の思考実験……相互作用なしで測定は可能か
9.EPRの思考実験(1)……量子力学は完全か
10.EPRの思考実験(2)……自然界に非局所性はあるのか
 <コラム>アインシュタインvs.ヒューム
IV部 アインシュタインはまちがっていたのか
11.多世界解釈と軌跡解釈……量子力学の解釈のさまざまな試み
12.時間対称的な解釈……過去と未来が現在を決める
※ブックガイド/付録解説/参考文献リスト

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