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ほんとうの「食の安全」を考える (DOJIN選書: 28)

ゼロリスクという幻想

ほんとうの「食の安全」を考える
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著者 畝山 智香子
ジャンル 科学読み物
シリーズ DOJIN選書
出版年月日 2009/11/30
ISBN 9784759813289
判型・ページ数 B6・224ページ
定価 本体1,600円+税
在庫 在庫あり
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内容説明

 食品添加物は危険だ,天然ものが安心,オーガニック食品のほうが優れているなど,巷には食をめぐるさまざまな情報が氾濫しているが,どの情報が信頼に足るものでしょうか? 冷凍餃子事件,メラミン汚染ミルク,エコナ問題など,実際の事例を参照しながら,残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味,発がん物質のリスクの大きさの考え方,さらにはリスク分析やリスク評価の方法を紹介していきます.食の安全の本質に迫る目から鱗が落ちる一冊です.

参考文献およびサイト

正誤表(第1刷) 

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目次

第1章 「基準値」はいかに決まるか 
一 残留農薬はすべて〝危険〟なのか?
(毒性影響を確認する実験/一日許容摂取量/最大残留基準値/基準値違反は安全性に問題があるのか/回収・廃棄は正しい対応なのか/農薬の暴露量評価/日本の対応に改善を望む)  
二 天然は常に〝安心〟なのか?
(食品添加物の基準値違反/天然添加物/天然だから安心なのか/安全側にどれだけ余裕をもたせるか)
● コラム1  安全性試験における優良試験所基準とガイドライン 
三 安全基準は厳しければよいのか?
(タマネギがもし食品添加物だったら/ジャガイモに含まれる配糖体がもし残留農薬だったら/遺伝子組換え食品の安全性
● コラム2  レギュラトリーサイエンスとはなにか   
四 参考にする値はなにを用いたらよいのか?
(中国製冷凍餃子事件/メタミドホスの影響が出る量/残留農薬の基準は中毒症状の値に当てはまらない/日本での毒物混入事件)
第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか
一 発がん性とはなにか
(「発がん性がある」という言葉の意味/注意すべきは遺伝毒性発がん物質/発がん物質のリスクを比較する/カビ毒と臭素酸カリウムのどちらが危険?)
● コラム3  動物実験での「発がん性」の定義  
二 発がん性のリスク評価
(遺伝毒性発がん物質の評価方法/MOEの計算方法/遺伝毒性のリスクをどう評価するか/微量でも発がん物質は危険か/マラカイトグリーンの危険な摂取量/マラカイトグリーンに発がんリスクはあるのか)
● コラム4  化学発がんの歴史  
三 健康的な食生活にもっとも大切なことはなにか?
(障害調整余命年数の損失原因/日本での推定/一般の人は発がんリスクをどう受け止めているか/がん予防のためにできること)
● コラム5  Alar
第3章 食品のリスク分析はどのようになされているか 
一 魚中メチル水銀のリスク分析
● コラム6  リスクコミュニケーションの一方法としてのパブリックコメント募集
● コラム7  安全性が高いと小さいリスクが問題視される  
二 トランス脂肪酸のリスク分析  
三 緊急時のリスク分析
(中国のメラミン汚染ミルク事件/米国ペットフードのメラミン汚染事件/メラミン汚染事件のその後)  
四 リスクとどう付き合うか
(リスク分析の課題/多様な選択肢でリスクを分散させる/リスク分析は日常生活にも役立つ)
第4章 食品の有効性をどう評価するか
一 抗肥満薬はやせ薬なのか?
(競争の激しい抗肥満薬開発/食欲抑制作用/動物実験だけではわからない副作用/脂肪吸収抑制薬)  
二 ビタミン剤でがんの予防ができるのだろうか?
(ビタミンの健康影響/ビタミン剤にがんの予防効果は期待できない)  
三 健康強調表示の〝科学的根拠〟とはなにか
(健康強調表示はどのようになされているか/魅力的な健康強調表示は期待できない――FDAによる評価/厳密な根拠を要求するEFSA/特殊な認可基準――日本の特定保健用食品の評価  必要となる評価基準の統一)
●コラム8  高濃度にジアシルグリセロールを含む食品の安全性について  
四 健康的な食生活とは
●コラム9  食品は効果も毒性も不明な多数の化学物質の塊 終章 健康的な食生活を送るために――科学リテラシーを育む 
一 食の安全の本質はなにか?(オーガニックは優れているか?/情報の本質を見抜く)  
二 ジャガイモから考える食の安全 

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