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徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか

4事故調報告書の比較分析から見えてきたこと

徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか
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著者 日本科学技術ジャーナリスト会議
ジャンル 科学読み物
科学読み物 > 科学を考える
出版年月日 2013/03/15
ISBN 9784759815443
判型・ページ数 A5・296ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
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内容説明

 ★4事故調報告書の徹底検証【完全版】★
事故の発生に痛惜の念を抱き,真相を闇に葬らないために,科学ジャーナリスト集団が,57の視点から4つの事故調査報告書(政府・国会・民間・東電)を徹底分析し,進むべき道を探る.それによってあぶり出された福島原発事故の新たな真実とは!?

■背景:福島原発事故の真相を突き止めるべく,「政府」「国会」「民間」「東電」の4つの事故調査委員会が立ち上げられ,2012年7月にすべての報告書が出そろった.4つも事故調ができるのは前代未聞のことであるが,果たして真実は明らかにされたのかというと,「?」が残る.

■刊行意図:事故調の活動終了とともに真相究明も終わったかのようになってはいけない.事故の本当の原因と責任の所在を明らかにし,真相を闇に葬らないために,事故調査報告の内容を再検証することが必要である.そうした問題意識を抱いた科学ジャーナリストたちが,4つの事故調報告書を徹底的に読み解き,問題点をあらい出し,進むべき道を探ったのが本書である.

■構成上の特色:疑問が残されている重要な57テーマを検証項目としてあらい出し,各項目とも「問題の背景」(1頁),「4事故調の報告」(2頁),「科学ジャーナリストによる分析」(1頁)による4頁構成としている.事故調報告自体は膨大な分量があり,読みこなすのは困難だが,本書はそれらのポイントを簡潔にまとめ,関心のあるどの項目からでも読み進められるようにしている.

 

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目次

◆プロローグ「われわれはなぜ再検証するのか」

◆第Ⅰ部 原発事故前の安全対策
東電は貞観地震による津波の警告を軽視したか/大津波は本当に「想定外」だったのか/バックチェックは適切に実施されていたか/安全審査・規制に落ち度はなかったか/シビアアクシデント対策は講じられていたか/絶対安全神話はどのようにして生まれたか/原子力ムラの存在をどのように捉えたか

◆第Ⅱ部 原発事故の発生・進展
地震動は事故の深刻化に影響しなかったのか/事故の直接的原因は何であったか/全電源喪失はなぜ起こったのか/水素爆発はなぜ起こったのか,水蒸気爆発はなかったのか/使用済み燃料プールで何が起こっていたのか/圧力容器と格納容器で何が起こったのか/メルトダウンはなぜ防げなかったのか
オフサイトセンターはなぜ機能しなかったのか/1~3号機で事故の進展が違ったのはなぜか/福島第一原発2号機で何が起こったのか/福島第二,女川,東海第二原発はなぜ事故をまぬがれたか/原子炉のターンキー契約導入に問題はなかったのか/事故評価レベル7がなぜすぐ出なかったのか

◆第Ⅲ部 原発事故への対応
東電,政府の意思決定は正しかったか/菅首相の現地視察が東電の対応を遅らせたか/果たして注水作業は中断されたのか/海水注入はなぜ遅れたか/緊急時のIC操作は妥当であったか/ベント作業は正しく実施されたか/汚染水処理に問題はなかったのか/吉田所長をはじめ現場の人たちはどう動いたか/東電の「全面撤退」は本当になかったのか/東電と政府の情報はなぜ信頼されなかったか/事故の情報共有はなぜうまくいかなかったか/物資調達の遅れが事故を深刻化させた原因か/放射線の校庭利用基準値は妥当であったか/官邸は過剰介入したのか/原子力安全・保安院はなぜ機能しなかったのか/米国は何を求め,日本はどう対応したのか

◆第Ⅳ部 原発事故後の住民への対応
政府の避難指示は適切だったか/住民は避難指示をどう受け止めたか/避難区域の決定は正しかったか/なぜSPEEDIの情報を使わなかったのか/放射線モニタリングのデータは信用に足るものか/防災計画・防災対策は適切に行われていたか/緊急時対応の混乱はなぜ起こったのか/低線量被ばくの人体に対する影響をどう見たか/ヨウ素剤の配布,服用がなぜ円滑に実施されなかったのか/放射性セシウムの人体・環境への影響をどう見たか/放射線による健康被害の対策は講じられていたか/原発作業員の被ばくはどの程度深刻だったのか/放射線汚染食品の検査はうまく実施されたか/除染処理はこのままでよいのか/風評被害を防ぐ対策は適切に講じられていたか

◆第Ⅴ部 原発事故と組織・制度
事故処理のリーダーは誰だったのか/原子力規制当局の独立性に問題はなかったのか/福島原発事故の責任者は一体誰か/今回の原発事故は「天災」か「人災」か/「最悪のシナリオ」をつくった理由は何か/事故調の対策と提言は十分と言えるか

◆エピローグ【座談会】4事故調報告書の徹底分析から見えてきたこと

<資料> 事故調報告書を読み解くために
事故前の福島第一原発の様子と施設配置図/福島原発事故関連の原子力発電所 設備・被害比較表/福島第一原発1号機のマークⅠ型原子炉の概略図/福島第一原発1号機の非常用復水器(IC)とベント設備/福島第一原発2号機のブローアウトパネルとパネルが開く仕組み/福島第一原発80 km圏内のセシウムによる汚染状況/放射線の発がんリスクの各モデル/年齢・性別による放射線の影響

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