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なぜ疑似科学を信じるのか (DOJIN選書: 48)

思い込みが生みだすニセの科学

なぜ疑似科学を信じるのか
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著者 菊池 聡
ジャンル 科学読み物
シリーズ DOJIN選書
出版年月日 2012/10/20
ISBN 9784759813487
判型・ページ数 B6・260ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
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内容説明

現れては消える数々の疑似科学.私たちは,科学の仮面をかぶったニセ物をどうやって見きわめ,いかにつきあっていけばいいのだろう.本書では,疑似科学の問題点や科学と疑似科学に関する考え方を整理するだけではなく,疑似科学を信じてしまう傾向を,ニセ物なのに信頼のおける科学だと思い込む誤信念ととらえ,その核心に迫る.血液型性格学や宏観異常現象による地震予知をはじめとして,疑似科学に共通してあらわれる特性を鋭くついた決定的な入門書!

訂正表(1刷)

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目次

はじめに

第1章 まずは身近なところから考えよう
疑似科学がもたらす四つの危険/でも、本当に危険なのか?

第2章 疑似科学とはいったいなんだろうか
疑似科学、ニセ科学、病的科学/疑似科学の方法論とフレームワーク/疑似科学を見分ける規準――反証可能性/反証できない理論と、反証を拒否する態度/アドホック仮説の活用/科学と疑似科学を分けるもの

第3章 疑似科学を特徴づけるもの
科学の「系統的懐疑」につきあわない/制度を拒否するか、抜け道を探すか/現代の科学は不十分だから、相手にしない/科学の目的をずらして相対化する/論理的におかしな考え方――否定できないことへのアピール/立証責任を転嫁してしまう/立証責任を問うようになった/発見の文脈と正当化の文脈をずらす/説明項と被説明項の取り違え

第4章 科学的という「錯覚」
疑似科学の発生――雨乞いの科学/人は幻の相関を見つけだすようにできている/体験が強化する「思い込み」――確証バイアス/自説に都合のよいデータを確証的に集める/反証不能性をサポートする確証バイアス/疑似科学に陥りやすい「確率論的科学」/観察が信念を支え、信念が観察を支配する/そもそも錯覚や認知バイアスはなぜ起こるのか?/疑似科学は、人の自然に忠実な科学/人にやさしくない「科学」/人間らしい科学、疑似科学

第5章 心理学がとらえた疑似科学
自己正当化する信念――認知的不協和理論/予言がハズレたとき何が起こったか/疑似科学は「認められない」がゆえに情熱をかきたてられる/認知的不協和とマインドコントロール/「ランダム性」の心理学――人は偶然が苦手/ランダムの中に何かを見つける/ランダムをコントロールできるという錯覚/統計的回帰の錯誤/あいまいさを嫌う心理が疑似科学へとつながる?

第6章 血液型性格学という疑似科学
血液型気質研究は科学として生まれた/血液型性格学が疑似科学である理由/「血液型性格学」が誤りであることと、血液型性格研究の違い/なぜ血液型性格学を信用するのか/血液型性格学を支える認知バイアス/血液型性格学に見られる疑似科学的方法論/血液型性格学で心理学と調査リテラシーを学ぶ/現実には何が問題なのか?

第7章 宏観異常現象による大地震の直前予知
宏観異常現象とは何か/素朴な宏観異常研究に見られる認知バイアス/宏観異常現象を適切に評価するためには/地震が起こらなかった時、異常はどれくらい観察されるのか/説明メカニズムがあればよいのか/宏観予知の意外な役割

第8章 心理学って疑似科学じゃないの?
心理学の一般的イメージ/無意識を理論化した精神分析はなぜ疑似科学なのか/科学とは異なる知のあり方/「無意識に抑圧されたもの」は方便ではすまない/臨床心理学と補完代替医療が共通して抱える問題

第9章 身近にある「心理学」――通俗心理学
市場のニーズとメディアが歪ませる通俗心理学/メディアが欠落させる重要な情報/通俗「心理学」――誰もが専門家/脳科学と通俗心理学/脳と疑似科学の現在/超心理学は疑似科学なのか/超心理学の疑似科学性

第10章 疑似科学とはなんだったのか
疑似科学から日常のクリティカル・シンキングへ/科学が合理的で、疑似科学は非合理的といえるのか?/疑似科学を合理的に考えるために/疑似科学に私たちはどう接していくべきだろうか

引用文献
疑似科学を考える時に、ぜひ読んでおきたい参考図書リスト
あとがき

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