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生き物たちは3/4が好き

多様な生物界を支配する単純な法則

生き物たちは3/4が好き
著者 ジョン・ホイットフィールド
ジャンル 科学一般 > 読み物
生化学・生物科学
出版年月日 2009/01/01
ISBN 9784759811612
判型・ページ数 4-6・352ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
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内容説明

「巻貝の殻もレイヨウの角もらせん形なのは?」「マウスは1.2年で死ぬのに人間は100年も生きるのは?」。大きさ、形、寿命……生物のさまざまな現象はサイズとエネルギーの3/4乗則で説明できる。その数式は、大小問わずのあらゆる動植物個体にあてはまる。さらに、森やサバンナといった生態系の構成もみごとに適用できる。ゾウもダニもバクテリアもジャングルも、3/4乗則のグラフ上で一直線に並ぶのである。本書は、生物学の統一理論に魅せられ、数学と物理の手法で旧来の生物学を打破しようとする科学者たちが、3/4乗則を発見し、どうしてそれが成り立つのかという難問に挑み、新説を生みだしては否定されながら、ついに信じるに値する答えを見つけ出していく過程を冷静かつスリリングに描きだす。あまりにも複雑かつ多様な生物の世界を前に、彼らの行動は荒唐無稽な挑戦にも思えたが、いよいよ謎が解き明かされるときが来た。

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目次

1章 数学に魅せられて−プロローグ
ダーシー・ウェントワース・トムソン父子/貧相な不毛の街で/手つかずの神秘/アリストテレスの弟子/大作『成長と形態』/最後のビクトリア朝学者
2章 おだやかな炎
プロメテウスのたいまつ/カロリーを計算する/マックス・ルーブナーの偉大なアイディア/極地と陰茎骨の関係/体表面積の法則
3章 グラフの傾きを変える
体表面積の法則のほころび/2/3から3/4へ、マックス・クライバーのべき乗則/アロメトリー/ノアのものさし
4章 類似性を求めて
内側それとも外側?/帳尻あわせの説明/代謝の箱舟/どこにもかしこにも1/4/知性と筋肉の理論/異議あり
5章 ネットワーク化
枝分かれするフラクタルの生物学へ/生態学者の仲間入り/保険会社に勤めながら/大きく考えるマクロ生態学/森のなかへ/すべては最高を目指す/血管の配管工事/植物のネットワーク/ほかの道筋もある/単細胞生物の仮想ネットワーク/爬虫類もバナナも
6章 生命の速度
成長のしかた/生命は形を変える/進化のゴール/三〇トンのゴリラ/燃え尽きるまでの時間/危険なフリーラジカル/コウモリのパラドックス/規則を曲げる/自然界のガムラン
7章 木を見て森を知る
サンホセへ/森はどのように成り立っているか/動物はどのように空間を占めているか/森は同じ/メタ代謝/木も同じ/根と枝の比率
8章 聖女ロザリアに導かれて
雇用機会/多様性のパラドックス/健全な競争/ニッチをめぐる現代の諸説/生態学の邪教徒/パターンの再現か、メカニズムの説明か?/自然の織物をほどく/生物学の統一理論となるか?
9章 フンボルトの贈り物 
多様性勾配の発見/史上最高の科学旅行家/熱帯の驚異/厳しい環境とは/安定が多様化をもたらす/マダガスカルの意外/進化の歴史の重要性/面積が広いと種が多い/進化の仕事場/簡単に答えは見つからない
10章 草の葉のニュートン
物理学への嫉妬?/生物学理論の構築/理論とデータの相互依存性/もう一本の柱、遺伝学/ものいわぬ多数派、微生物
11章 追い求めるものは−エピローグ

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