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地球温暖化の予測は「正しい」か? (DOJIN選書: 20)

不確かな未来に科学が挑む

地球温暖化の予測は「正しい」か?

地球温暖化とはなにか。地球温暖化の予測とはいかなるものか?温暖化のシミュレーション研究の最前線から届く、真摯な言葉の数々

著者 江守 正多
ジャンル 科学読み物
環境科学
シリーズ DOJIN選書
出版年月日 2008/11/01
ISBN 9784759813203
判型・ページ数 B6・240ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
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内容説明

「第一人者が全てを注ぎ込んだ地球の「これから」の予測。温暖化に関心がある人にとっての必読書が誕生した。」――茂木健一郎氏推薦
温暖化予測の主役ともいえる「気候モデル」はいかにつくられているのか.これまで語られる事の少なかった気候モデルの信頼度や不確実性も含めて解説し,地球温暖化について適切に知るための判断材料を提供する.答え合わせのできない未来に挑む研究の最前線からの真摯な言葉の数々.ちょっと立ち止まって,耳を傾けようではないか.

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目次

第1章 地球温暖化はどんな問題か
一 温暖化はなぜ起こるのか?(地球の温度の決まり方/大気の役割/温室効果と温暖化)二 温暖化はすでに起こっているのか?(IPCCとはなにか/二酸化炭素が増えている/なぜ二酸化炭素が重要か/地球の温度は上がっているのか)三 温暖化は人間のせいか?(地球の温度を変えるさまざまな原因/なぜコンピュータ・シミュレーションが必要か/二酸化炭素の影響は確実にいえる/九〇%の自信)四 温暖化が異常気象をもたらしているのか?(異常気象とはなにか/異常気象の原因は温暖化か/温暖化が進むと寒い冬は減る)五 温暖化はどんどん進むのか?(二酸化炭素は地球をどんどん暖める/二酸化炭素が増えると大気が不透明になる/絶対に温暖化するといえるか)
第2章 未来をどうやって予測するのか?
一 未来を探るシナリオ(わからない社会の動向を想定する/六つのシナリオ/社会経済シナリオと排出シナリオ)二 温室効果ガスはどれくらい大気中に残るか(大気中濃度のシナリオ/将来の二酸化炭素吸収量)三 気候の変化と影響を予測する
第3章 コンピュータの中の地球
一 物理法則による予測 二 気候モデルに教えていること(なにを手がかりにしているか/気候モデルは方程式を解いているだけ)三 気候モデルの方程式(予報変数/大気の運動量保存の法則/静力学平衡と質量保存の法則/エネルギーと水蒸気の保存/海洋の方程式/陸面の方程式/その他の方程式/地球を升目に切る/地球シミュレータ)四 パラメタ化(ミクロな現象の重要性/ミクロな現象のマクロな効果を推定する/パラメタ化が必要な過程/半分は理論、半分は経験/パラメタ化の存在が意味すること/パラメタ化も捨てたもんじゃない)五 気候モデルのチューニング(チューニングとはなにか/職人芸的な部分/チューニングも捨てたもんじゃない)六 天気予報と気候モデル(天気予報の計算/気象と気候の違い/お天気のカオス)七 気候モデルの性能(平均的な気候の再現性/フラックス調節/変動の再現性/過去を再現する/観測データに合いすぎる?/観測データに合わせられない?)
第4章 何が予測されているのか?
一 気温は何℃上がるのか(IPCCによる温度上昇の予測/予測の幅の意味/なぜ予測に幅が出るのか/正と負のフィードバック/水蒸気と雪氷のフィードバック/雲のフィードバックは難しい/確かさの幅/コンピュータの能力と予測精度)二 場所によって異なる変化(海の温度は上がりにくい/高緯度地方は温度が上がりやすい/雨の降り方の変化/亜熱帯は雨が減る)三 異常気象は増えるのか(どんな異常気象が増えるか)四 日本の気候はどう変わるか(梅雨前線の変化/台風はどうなるか/二℃の上昇を想像する)五 海面上昇(なぜ海面上昇が起こるのか/南極の氷はどうなる/六メートルの上昇はない)六 人間社会への影響(さまざまな影響/どれくらい深刻なのか/それでも懸念される問題)
第5章 予測は「正しい」か
一 予測のどの部分に自信があるか(変化の傾向が明瞭か/変化の理由を説明できるか/複数のモデルで共通した傾向か/観測データで過程を検証する/過去の傾向と比較する/完全でないモデルだからこそ)二 不確かさを測る(確率的予測/モデルのサンプリング/モデルの信頼度を測る/ものさしをどうとるか)三 不確かさを狭める(いかにモデルを改良するか/ボトムアップのアプローチ/トップダウンのアプローチ)四 不確実な情報をもとに判断する(降水確率と温暖化/予防原則/予防は徹底できるか/コストの問題の落としどころ)
第6章 地球温暖化予測の今後
一 超高解像度モデル(対流性の雲を解像する/京速計算機)二 気候モデルはいくつ要るか(気候モデリングサミット/日本の場合/写実と抽象)三 IPCC第五次報告書に向けて(近未来予測/長期予測/統合的シナリオ研究)

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